阿蘇高菜漬けは、熊本県の阿蘇地方でしか採れない阿蘇高菜を使ったお漬物です。
寒い地域でそだった阿蘇高菜は、平地で育った高菜に比べると小ぶりで茎が長く、漬けてもしんなりしにくいため、しゃきしゃきとした歯ごたえのお漬物です。
高菜漬けは九州地方に多く見られる漬物で、熊本では「阿蘇高菜」を使った「阿蘇高菜漬け」、福岡は「三池高菜」を使った「高菜辛子漬け」、長崎では雲仙こぶ高菜を使った「雲仙こぶ高菜漬け」がそれぞれ名産・特産品として人気です。
阿蘇高菜漬け 由来・特徴
熊本県阿蘇は標高約500mの場所にあり、温暖な気候の九州とはいえ夏は涼しく、冬は寒さの厳しい気候です。
積雪もあるほど寒さが厳しい阿蘇の土地では、冬場の作物が育たず常備食として古くから『阿蘇たかな』を漬け物にし保存食として重宝してきました。阿蘇高菜は、他の高菜に比べて小ぶりで茎が細くほそ長く、しんなりしにくいことから、漬物に向いている野菜なのです。
他の高菜は葉や茎全部を丸ごと漬物に使いますが、一方であそ高菜は、3月中旬から下旬にかけて花を咲かすために茎が伸びた部分(とう立ち)を主に漬物として使用します。収穫方法も他の高菜とは違い、ひとつひとつを手で折って収穫する「たかな折り」と呼ばれる方法で収穫します。
阿蘇高菜漬けの美味しい食べ方
阿蘇高菜漬けには新漬けと古漬けがあります。
新漬けは春の限られた期間しか味わえず、そのまま食べるのがオススメです。古漬けは多めの塩分でじっくり付け込まれべっ甲色になっているので、そのまま食べるほか、料理に使うとジューシーな味わいが楽しめます。
「新漬け」
水で洗わずに、水分を軽く絞る程度にきります。
包丁で切る前に、軽く 「手もみ」することによって香りと爽やかな辛味が増します。
細かく切らずに3センチ程度に切って食べるのがおすすめです。
「古漬け」
酸味を落とすようにサッと水で洗い、軽く絞り、好みの長さで切って、しょうゆをかけるとおいしくいただけます。
阿蘇高菜漬け 通販
●おふくろ工房 昔ながらの製法の阿蘇高菜漬け古漬け
●菊池食品 九州熊本の逸品 阿蘇高菜漬け きざみたかな
●阿蘇熊本の逸品ネットショップ
コメント