宮城伝統の仙台白菜で作られる「仙台白菜漬け」。仙台白菜は肉厚で甘みがあり、漬け物に適しているといわれています。
宮城県と言えば牛タンが有名ですが、牛タンの添え物として一緒に白菜漬けが提供されます。
仙台白菜漬け 由来・特徴
仙台白菜は日清戦争に出征した師団が中国から種子を持ち帰り、栽培したのが始まりといわれています。農家に配って栽培され、特産品となっていきました。「松島純2号」か「松島新2号」という品種で栽培された白菜のことです。
仙台白菜の特徴は、肉厚で柔らかく、甘味があるのでお漬物にするのに最適の野菜といえます。塩漬けしても程よい歯応えが楽しめ、美味しさが長持ちするのも漬物に適していますね。
ただ、水分が多く柔らかいので傷が付きやすく、そのため病気にも弱く収穫期間が短いなどの理由で「仙台白菜」の栽培は減少していっていました。
しかし東日本大震災で大きな被害を受け、塩害にも強い白菜を活用して被害のあった土地を早急に復活させることが検討されました。
そこで市場から消えかけていた「仙台白菜」を復活させ、生産から消費までの一体的な取り組みを行い、復興のシンボルとして地域活性化につなげていこうというとプロジェクトが発足しました。
宮城の伝統野菜として、また復興のシンボルとして、地域の活性化と新しいふるさとづくりへつなげる試みが始まっています。
そんな復興のシンボルとしての野菜を使った「仙台白菜漬け」は、今後も地域の人たちから愛されるお漬物として受け継がれていっています。
参考:伝統野菜in 宮城 仙台白菜 (yasacolle.jp)
仙台白菜漬け 通販
仙台白菜は育てるのが簡単ではないため、流通量がまだ安定していないようです。地元に行けばJA販売所だったりで売られているようですが、通販では現在見当たりませんでした。
また分かり次第、追記します。
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