静岡県の名産品と言えば、ワサビ。古くからワサビの産地として知られ、栽培発祥から現在に至るまで、わさび産地として日本一を誇っています。そこで作られたのが「ワサビ漬け」です。県内には数多くのワサビ漬けメーカーがあり、一般家庭にワサビ漬けが多く親しまれています。
昔は糠漬けのワサビ漬けだったようですが、江戸時代の中期になって駿河(今の静岡市)のワサビ商人が粕漬けに改良し好評を博したことから今日のワサビ漬けになったということです。
わさび漬け 由来・特徴
徳川家康も魅了したワサビ
1607年、駿府城で晩年を過ごしていた徳川家康が、献上されたわさびに魅了され同地区からわさびを持ち出すことを禁じたという言い伝えも残るほど、美味しかったワサビ。(わさびの葉が徳川家の家紋の「葵」に似ていることからも珍重されたといわれています)
静岡県は、栽培発祥から現在に至るまでわさび産地として日本一を誇っています。その理由として、栽培初期に徳川家康が有東木のみで栽培を認めていたことや、19世紀前半に大消費地の江戸へ新鮮なわさびを船で輸送することができたこと、1892年に畳石式のわさび田が開発されたことなどが挙げられます。
大量にわさびが作られていたことから、自然と保存食のお漬物にも使用されるようになったのでしょう。
現在のわさび漬け
昔は糠漬けのわさび漬けだったものが、江戸時代の中期になり駿河(今の静岡市)のワサビ商人が粕漬けに改良し好評を博したことから今日のワサビ漬けになりました。
当初は味噌や塩に漬け込む方法も試されたようですが、最終的に酒粕に漬け込む方法が考案され、今に至ります。全国的に知名度が高まったのは、それから1世紀以上も経ってからことで、きっかけは、鉄道の普及でした。
日本最古の鉄道路線とも言われる「東海道本線」が1889年に完成したのを機に、乗客に販売したのが奏功し、人気が高まったと言われているそうです。
⇒酒粕を使ったわさび漬けの作り方
参考:静岡 増田屋本舗
静岡で人気のわさび漬け 贈答用にも
静岡県のメーカーで人気のあるわさび漬けはこちらです。
◎わさび漬けの老舗、田丸屋さん。
規模が大きく、街中、駅ビル、空港、高速道路のSAや楽天市場にも出店しています。
◎わさび漬け・菜乃屋さん
楽天でも何度も1位になっている人気のわさび漬けです。
静岡ではありませんが、から~いのがお好きな人にはこちら。
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