山口県の名産漬物【寒漬け】寒い風に晒して作る大根のお漬けもの

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山口県のなかでも、主に瀬戸内海に面した宇部市や山口市阿知須(あじす)地域に古くから伝わっている干し大根の漬け物が「寒漬け」です。

厳しい寒さの中、寒風に晒した大根を使って醤油、みりん、砂糖といった調味液に漬けこみ作ります。コリコリとした食感がクセになる山口の家庭の味です。

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寒漬け 由来・特徴

寒漬けは寒い時期に大根を寒風にさらして漬けることから、この名前が付いたとされています。12月から1月の厳冬の頃に漬けられる寒漬けは、寒ければ寒いほど美味しくなります。

山口県は瀬戸内海に面し温暖な気候で雨が少ない地域ですが、風がよく吹くことも特徴で、阿知須西部に広がる緩やかな丘陵地では、古くから大根の栽培が盛んに行われています。

寒漬けはまず、収穫し半干しにした大根を海水につけ、塩気をもたせてから荒縄で軒下につるし寒風の中で完全に干しあげます。干す期間は約3ヶ月。干し上がった大根をローラーで平たく伸ばし、完全に乾燥させます。そのあとさらに1ヶ月ほど袋に入れて貯蔵します。

その後小さく刻み、醤油やみりん、砂糖などで1週間ほど漬け込でやっと出来上がりです。

昔は各家庭で作られており、寒風にたなびく干し大根は冬の風物詩でしたが、現在では高齢化や作成に手間と時間がかかることから、家庭で作る人も減ってきており、農家の高齢化や後継者不足を背景に、いま生産・販売しているのは3軒のみとなっています。

寒漬け 美味しい食べ方

手間暇かけてじっくり作られる寒漬けは、醤油と砂糖の甘じょっぱい香りが特徴です。甘みがあるので、白いご飯はもちろん、カレーやチャーハンの添え物として食べるのがオススメです。

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